数年前までは日本には生息しないのではないかと思われていたのがオヒキコウモリです。 1996年に初めて九州の無人島で最大33頭程が生息しているのが確認されました。さらに今回は400頭以上という日本最大規模でかつ繁殖と冬眠を行っていると言う貴重な場所がここ広島で発見され、調査保護活動が行われています。 校舎建物の老朽化による建替と言うやむをえない事情に際し、地元の研究者の方々の働きにより、立替を行う広島修道学園のご協力を得ての保護活動が進められています。 学校法人修道学園関係者におかれましては、一般にあまり関心をもたれないコウモリの保護活動について、生徒の研究の場にされると言う積極的な対応に敬意を表するとともに、理解を示されての対応に感謝を申し上げたいと思います。 今後は関係者の方々が現在取り組まれております活動がうまく軌道に乗り、オヒキコウモリが安心してここ広島で今後も生息し続けることができるよう皆様方のご理解をお願い致します。 2000年7月9日 コウモリの会 会長 山本輝正 |
今後とも、オヒキコウモリの保護、調査活動についてコウモリの会でもできる範囲での協力をしていきたいと考えています。