2016年6月更新
2012年8月17日、「風力発電施設建設に際してのコウモリ類保全の要望」を
環境大臣、各都道府県知事、各政令指定都市市長宛に、9月4日、経済産業大臣
および独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長宛に送りました
▼要約 風力発電施設の導入に伴い、欧米ではコウモリの大量衝突死(バット・ストライク) が問題となっており、日本でも福島の布引風力発電施設でコウモリ類33頭の大量衝突死 が報告されています。風力発電施設建設に際してはコウモリ類の生態に配慮した適切な 環境影響評価が必要であると思われます。 環境影響評価法施行令でも、風力発電施設建設は環境アセスメントの対象となります が、コウモリ類については、具体的な調査手法についての記載はなく不十分です。 よって、以下の2点を要望いたします。 1) 風力発電に関する検討会にコウモリ類の専門家を参加させること 2) 事業者に以下の4項目について調査をさせ、コウモリ類に対する影響評価を行うと ともに、適切な保全措置をとらせること 1. 高空の利用状況調査、2. 捕獲調査、3. ねぐら調査、4.事後調査(死体探索 調査) 上記要望に対して前向きに検討くださる場合、本会は協力を惜しみません。
環境大臣宛要望書(PDF形式、228KB)
都道府県宛要望書(PDF形式、230KB)
経済産業大臣宛要望書(PDF形式、230KB)
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長宛要望書(PDF形式、230KB)
要望書の送り先と回答の結果はコチラ↓
huuryoku-bats-kekka.xls(51KB)
各自治体からの回答の詳細をお知りになりたい方は、コウモリの会事務局
mmizunobat(アット)cb4.so-net.ne.jpまでメールにてご連絡ください。
pdfをメール添付にてお送りいたします(上記一覧表より、送付を希望する
自治体をお選びいただき、お申し込みください)
2012年9月4、5日、以下のパブリックコメントに対して、添付の2つのコメントを 経済産業省原子力安全・保安院 電力安全課に送りました。 『パブリックコメント案件番号 620112036:発電所の設置又は変更の工事の事業に 係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行う ための手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める 省令の改正に対する意見の募集について』パブリックコメント1(PDF形式、228KB)
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